Googleのアドセンス自動広告の設定を全般設定してから、次に設定したいのが自動広告をURLグループ化してサイトの自動広告を調整することです。
アドセンス自動広告の全般設定よりも詳細に設定ができるので、どんな調整が自動広告にできるのか考えながらURLグループの設定をしてみました。
アドセンス自動広告の設定のさらに上をいく設定
私たちがアドセンス自動広告を初めに設定するときは、自動広告の全般設定で使いたい自動広告タイプから選んで設定するだけで最適化されたアドセンス広告がWebサイトに表示されるという簡単な設定です。
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しかし自動広告の全般設定だけだと、Webサイトに適切じゃない場所にアドセンス自動広告が最適化されてしまい、サイトのデザインを崩す自動広告が表示されることがあります。
このような「ちょ!まてよ!」と言いたくなるアドセンス自動広告の表示を少しでも詳細に調整して自動広告コントロールできるのがアドセンス自動広告の設定のさらに上をいくURLグループの設定です。
URLグループを設定する流れ
まずはアドセンス自動広告にURLグループを設定する流れからです。
Googleアドセンス管理画面にログインします。
メニューで「広告」をクリック
自動広告ページで「新しいURLグループ」をクリック
「URLを追加」をクリック
URLを入力してから「追加」をクリックして広告タイプの選択をします。
(URLを入力する詳細は後述してます)
確認ページで「URLグループ名」を指定して割り当てを確認
「完了」をクリック
10分~20分くらいでURLに新しい自動広告の設定が適用
そしてパソコンとモバイルでは自動広告の制御が別々に行われるので同時に設定が反映されないこともあります。
またマニュアルで設定するアドセンス広告がサイトに十分に表示されてる場合はアドセンス自動広告の追加が必要ないと判断して表示されない可能性もあります。
注意が必要なことは一度作成したURLグループは削除ができません。
URLグループ作成の流れは簡単なのですが、どのように詳細に調整していくかを次から説明しています。
アドセンス自動広告のURLグループを詳細に設定する
アドセンス自動広告のURLグループを設定するときにURLグループを詳細に設定する基本的なグループ分けが3パターンあります。
URLグループやURLグループ間の移動をすることで、さらに詳細にアドセンス自動広告の調整をWebサイトにしていきます。
そして自動広告を調整するためにURLグループに適用させるURLの指定方法が4つあります。
- ドメイン
- サブドメイン
- セクション
- ページ
上記の4つの指定方法をURLグループにどのように詳細な設定をしていくか例を説明します。
URLグループ名を自動広告のタイプにする
まずはアドセンス自動広告のタイプを広告のタイプに分けてURLグループを設定します。
URLグループとはアドセンス自動広告の全般設定の自動広告の表示方法をさらにWebサイトのURLごとに設定できる詳細設定です。
例えば「テキスト/ディスプレイ広告」と「記事内広告」のような2種類のグループ名を決めてから、そのグループの中に「テキスト/ディスプレイ広告」だけと「記事内広告」だけに表示させたいURLを振り分けて広告表示を詳細に調整します。
または、アドセンスの自動広告は必要がないページ、「お問い合わせ」だとか「ポリシー」「サイトマップ」のページ、アドセンス広告の「ポリシー違反になりそうなページ」をまとめて非表示ページのようなURLグループ名にしてURLを振り分けて設定します。
ページ別で詳細にする
アドセンス自動広告を表示させてるWebサイトの「ページ別」に自動広告を詳細に設定する場合。
example.com/sample-page
ページを1つ1つ作成したURLグループに集めて自動広告を調整するので一番詳細に調整できるやり方かと思います。
ですが個別にURLグループを作成するとURLグループの数が多くなってしまうことがあるかもしれません。
その場合は自動広告の広告タイプが同じでセクションで調整できる場合は次の方法で詳細に設定するとURLグループの管理が楽になると思います。
セクションを使った活用方法
カテゴリーやタグといったセクションごとにURLグループ化して詳細にアドセンス自動広告を設定します。
例えばカテゴリーまでのパスをURLに設定します。
example.com/category
categoryでデザインを崩してるアドセンス自動広告があるとして、URLグループから広告タイプをOFFにすることで、設定したURLグループの自動広告の割り当てが適用されます。
または次のやり方とかもできます
example.com/category/one
example.com/category/two
example.com/tag/one
example.com/tag/two
カテゴリーを非表示、タグの自動広告の表示は記事内広告だけにするような活用方法。
それか、カテゴリーとタグのoneとtwoでURLグループを分けてoneを非表示、twoを記事内広告だけにする活用方法。
Webサイトのそれぞれのパスによって使い方は変わると思いますが、下の階層に繋がるパスがあれば、下の階層のパスにも適用されてしまうことに注意してURLグループを作成します。
URLグループ間の移動も活用する
アドセンス自動広告の非表示グループに含めてたページを途中でインフィード広告を表示させたくなってURLグループを移動するとします。
移動先のURLグループをペンのアイコンをクリックして開く
すべて展開させると、移動させたいURLに現在割り当てられてるグループ名が分かるので、移動するURLにチェックを入れて次へをクリック。
「指定された既存のURLグループにすでに存在します」と表示されるので、そのまま移動をクリックして広告タイプの選択もURLグループ名も、そのままで保存します。
すると移動したかったURLは新しいURLグループ作成して増やすことなくグループ間の移動ができます。
URLが不要になった場合はURLグループに含まれるすべてのURLのチェックを外してして無効にできます。
URLグループ間のオーバーライドで調整する
URLグループ間でもオーバーライドが行われることがあります。
そのルールとして、より具体的なURL(サブドメインなど)を含むURLグループは、より一般的なURL(ドメインなど)を含むURLグループよりも常に優先されます。
上記のオーバーライドのルールは作成したURLグループの設定を上書きすることなのですが、より具体的なURLになるほど一般的なURLグループよりも常に優先ということなので、理解して上手に使うことでURLグループ間の調整がしやすくなります。
例えば、親カテゴリーのパスで自動広告グループを作成したときの例。というか実際に試してみました。
全般設定
親カテゴリー
「Google」
子カテゴリー
「searchconsole」
「アドセンス」
「アナリティクス」
上記の例で親カテゴリーのGoogleのパスをURLグループで自動広告の非表示したとします。子カテゴリーのアドセンス、アナリティクス、サーチコンソールにもオーバーライドのルールで非表示が適用されます。
常に優先されるので、もし親カテゴリーは非表示で下の階層だけは記事内広告を表示させたいと思った場合は子カテゴリーのパスで同じURLグループに追加して、より細かいセクションで調整してパスの階層分けをすると詳細な調整ができます。
URLグループで指定してオーバーライドされたページ以外は、アドセンスの自動広告の全般設定が自動広告を使用してるすべてのページに反映されます。
まとめ
個人的にはアドセンス自動広告をURLグループで詳細に調整できるのは便利ですが、詳細に設定しすぎると少し大変かな?と思う部分もありました。
それなので、ほどほどに自動広告の調整をしてみるくらいが良いと思いました。