アナリティクスはWebサイトのアクセスや集客を増やすために日々のデータを蓄積させて指標をまとめてより良いWebサイトにしていく目的があります。
アナリティクスは専門的な知識や用語が必要になることが多いですが、たまに難しい指標から解放されたいときにリアルタイムで楽な見方をすることが個人的にあるので紹介したいと思います。
私がアナリティクスのリアルタイムを見るときも「Webサイトのアクセスや集客を増やすため」の目的なのですが、個人的な息抜き程度の見方の場合、アナリティクスではリアルタイム以外の指標やデータはほぼ見ません。
見るとしたらアクセスが多い時間帯の確認くらいです。
アナリティクスのリアルタイムの見方
念のためアナリティクスのリアルタイムでは、どんな事を見ることができるのか軽く説明しておきます。
アナリティクスのリアルタイムを開くとWebサイトにアクティブユーザーが何人訪問しているのか見ることができます。
そしてアクセスしているアクティブユーザー数のうち、パソコンで見ているのか、タブレットで見ているのか、スマホで見ているのかも分かり、分単位と秒単位のページビュー数がグラフで分かります。
さらにリアルタイムにはレポートとして以下の項目があります。
- 概要
- 地域
- トラフィック
- コンテンツ
- イベント
- コンバージョン
6個のリアルタイムレポートがあって、それぞれのレポートでサイトに訪問中のアクティブユーザーのリアルタイムアクセス数と一緒に情報を見ることができます。
アナリティクスのリアルタイムはサイトに訪問しているアクティブユーザーの数字がリアルタイムレポートの中では大きい表示なので目を奪われがちですが、私が個人的な見方をする場合は、あまり気にしないようにしています。
リアルタイムをコンテンツレポートで見る
リアルタイムのレポートの中で私が個人的な見方として使用する場合は「コンテンツ」だけを開いて見ています。
リアルタイムのコンテンツレポートを開いても、やはりアクティブユーザー数はデカデカと計測されているため、私たちはどうしてもアナリティクスのリアルタイムの見方が「現在何人のアクティブユーザーがサイト訪問しているのか」に注目しすぎてしまい、アクセス数を見るだけになってしまいがちです。
ですがアクセス数は、レポートのコンテンツを開いた下段にある「アクティブなページ」をメインで見るための補助役として個人的な見方をしています。
コンテンツのアクティブなページを活用
アナリティクスのリアルタイムのコンテンツの中で「アクティブなページ」を活用している理由は、リアルタイムでアクセスしているアクティブユーザーの訪問ページをページタイトルで把握しやすいためです。
リアルタイムをコンテンツ以外のレポートにして見る場合はページURLや国やメディアなので、その中でもページタイトルでアクティブなページを見ることができるコンテンツレポートは、アクティブなページについて自分自身が思い出しやすいのですね。
またリアルタイム数とコンテンツレポートのアクティブなページタイトルを使用した組み合わせは、せっかくのリアルタイムなアクセスなのだから、サイト改善もリアルタイムで気づいたことを改善できるヒントにしよう。という個人的な考えに一番相性が良く活用できたからです。
通常は、アナリティクスのマイレポートやカスタムレポートを作成して、指標やデータからイメージしながら集客やアクセス向上を目指しますが、「ちょっとユーザー目線の見方ができなくなってきたな」ってときに気分転換として見るのもありかなというときに使います。
ユーザー目線の見方ができる
アナリティクスのリアルタイムにあるコンテンツ項目は、サイトにアクセスがあるとアクティブユーザーがサイトでどのページを閲覧している最中なのか、アクティブなページに表示されます。
リアルタイムのアクセス数を、どのページのアクセス数なのかページタイトルを見ることで、「ページが特定されたリアルなアクセス数」になるので、リアルタイムで見ているユーザーがサイトにいることの実感が高まるのでしょうけど、いつも以上にユーザー目線ができます。
ユーザーがリアルタイムで訪問してくれているページをユーザーは満足してくれているかな?のような単純なことからスイッチが入りやすいので、その気持ちが出てくるとアナリティクスのリアルタイムの見方はユーザー目線に切り替えた見方ができるようになってきます。
そして、さらなるリアルタイムの見方をしていくことになります。
リアルタイムでユーザー目線になれる見方
アナリティクスのリアルタイムを見てユーザー目線に近づいてくると、アナリティクスのリアルタイムで取得したユーザー目線のまま、何か行動したくなります。
どんなサイトにしているかによって、何が気になり「確認したいか」「改善したいか」はそれぞれなので、私が個人的なアナリティクスのリアルタイムの見方をして気になりだしたページで進める行動を例としてみようと思います。
一緒にリアルタイムで追いかける
アナリティクスのリアルタイムでコンテンツレポートを開いたままの状態にしておきます。
そしてリアルタイムのアクティブなページにアクセスがあるページタイトルを「今まさに訪問者が読んでくれているから」と自分自身も同じページをサイトで開きます。
次にアナリティクスのリアルタイムの画面を傍らにチラ見しながら、開いたサイトのページを読み返すと自然に「今ユーザーもこのページを見ている」意識が自分の中で出ているので、いつもより、そのページに対して違う視点で見ることができ、いつもとは一味違う改善案の発見ができることがあります。
もしくは傍でリアルタイムのアクセス状況を見ることができているので、リアルタイムのアクセスが別ページに遷移した場合は、一緒に見ているページなので「このページからそっちのページに行くわけね」とか「そのページからホームに遷移したから何をお探しか考えよう」のように、追いかけることでいつもとは違う発見をする見方ができることもあります。
逆に遷移することなく直帰したときでも同じページを見ているため、何かしらの疑問が浮かびやすくなっています。そのためユーザー目線に近い改善のヒントにする見方ができます。
リアルタイムで遷移したページも追いかける
時には気まぐれでアクセスしてくれているユーザーがランディングページから次の行動をした遷移先まで追いかけます。
リアルタイムで訪問してくれているユーザーの経路を遷移先まで追いかけることで、ある程度どんなリンク経路で遷移したのか、どうしてそのページを遷移先に選んだのかリアルな疑問を作ることができます。
なんか追いかけるという表現が変な感じですが、アナリティクスのリアルタイムと同時に見ているので、遷移したページで離脱が早いと「関連が薄いのかも」のようなことも現場で(ページで)検討することができるので、リンク経路を見直すページのピックアップがしやすい場合があります。
時間帯を把握したリアルタイムの見方
あとは、アナリティクスのリアルタイムを見るときには、あらかじめアナリティクスでサイトにユーザーが訪問するアクセス数が多い時間帯を調べておき、その時間帯でリアルタイムを確認できれば、サイトのページ改善は広がりますね。
時間帯の調べ方
アナリティクスのオーディエンスから「概要」を開いて時間別にします。もしくはホームを開くと、「ユーザーが訪れる時間帯はいつですか?」の下に時間帯別ユーザー数がわかります。
ただアクセスが多い時間帯を調べておいてリアルタイムで時間帯と自分も合わせるとなると、時間帯が合うときに限定されてしまうので、時間を持て余しているときや、片手間で見ることができる程度の見方として個人的には使います。
一度だけ一日中アナリティクスのリアルタイムを開いて雑用しながら確認することがありましたが、それでも丸一日の自分のサイトのアクセスをリアルタイムで見られると、指標だけでは出てこない案や面白さがあるものです。
リアルタイムでクローラーの動きを確認する見方
アナリティクスのリアルタイムは、サイトのページをインデックス登録するときに、クローラーの動きを確認するための見方として使用する場合もあります。
サーチコンソールでURL検査をしてインデックス登録していますが、インデックス登録した時点でアナリティクスのリアルタイムを確認するとインデックスするページにクローラーが2〜3台走り出します。
このときのクローラーの動きをアナリティクスのリアルタイムで確認できます。
クローラーも以前はアナリティクスのリアルタイムの数字にカウントされて表示されていたのですが、今はリアルタイム数の表示はされないのでアクティブなページでインデックスページのタイトルで確認するようにしてます。
アナリティクスのリアルタイムでアクティブなページからアクセスが消えたあたりで無事にインデックスできたか検索結果で確認するためのタイミングを知るための見方として使用することができます。
まとめ
アナリティクスのリアルタイムは、サイトにアクティブなユーザーが何人訪問しているかを見るだけになることが多くなってしまいがちです。
時には普段アナリティクスで難しい指標を見て分析する見方を変えたいとか、気分転換するという理由をつけてもいいと思います。リアルタイムで訪問してくれているユーザーとの距離が近くなれるような見方をして見てはいかがでしょうか。