ドメインを取得する前に知っておくべきことは、ドメインはどのような意味を持っていて、どんな種類があるのか?を知っておくとドメインを検索のときに、サイトに合ったドメイン取得が決めやすくなります。
ドメインはIPアドレスと紐づけされている
ドメインとはネット上での住所ですが、ドメインはIPアドレスに紐づけしています。
ドメインの元になってるIPアドレスは、番号とドットで構成されてるのでネット上で住所にするには見ずらいし、わかりずらい、そして長い。
例) IPアドレス ⇒ 123.45.67.89
IPアドレスのままの番号だと分かりずらいので、人間に分かりやすくするためにドメインにしています。
ドメインは3つの種類に分かれている
そんな分かりずらいIPアドレスをわかりやすくしたドメインは、3つに分かれてそれぞれに意味を持ちます。
見本のドメインを例にして説明していきます。
HTTPプロトコル
http://example.com
http://⇐この部分が「プロトコル」といわれてる部分。
ドメインでのプロトコルの意味はコンピューター間でどのようにデータを送るかというもので、通信するときの約束事みたいなものです。
通信するには相手がいるわけで、お互いに違う通信方法でデータを送っても受け取る側はデータを理解できない、そのために同じ通信方法で行きましょう!としてる部分です。
そしてドメインのhttp://の部分はプロトコルの中でも「通信プロトコル」と言います。
「HTTP」⇒ Hypertext Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)
意味は、ホームページのファイルを移動させる通信の約束事と覚えておいておけば問題ないです。
セカンドレベルドメイン(SLD)
そして、ドメインにあるhttp://example.comのexampleの部分の意味について説明します。
「セカンドレベルドメイン」といわれています。
セカンドレベルドメインを略して「SLD」といいます。
ドメインを取得するとき、好きなドメイン名を検索する部分がセカンドレベルドメインの部分。
セカンドレベルドメインとはトップレベルドメインがあって存在する部分で、そのトップレベルドメインを住所で例えれば「県」でセカンドレベルドメインは「市や番地」みたいなものになります。
トップレベルドメイン(TLD)
「http://example.com」の「com」の部分をトップレベルドメインといいます。
トップレベルドメインを略した場合は「TLD」
ドメインを取得する時にトップレベルドメインで使われることが多い「.jp」「.com」「.org」「.info」「.net」がそうです。
更にトップレベルドメインには大きく分けて2種類があります。
- 用途に応じたトップレベルドメイン(gTLD)
- 国や地域を表す国別トップレベルドメイン(ccTLD)
gTLD(ジェネリック トップ レベル ドメイン)
【用途の応じたトップレベルドメイン】
「gTLD」⇐generic Top Level Domain(ジェネリック トップ レベル ドメイン)
ドメイン取得する時に多いのが「gTLD」です。
gTLDには「.com」「.net」などがありますが、ドメイン取得の時に「どのドメインにすればいいのか?」ってなった時に、無難なドメインは「.com」を選んでおけば間違いない。というような内容を見かけることがあるけど、本当はこれから作るサイトをどんなサイトにするのか考えたうえで、ドメインは取得をするべきなんですね。
というのも「gTLD」は用途または分野に分かれたドメインになので、ドメイン取得の時に分野や用途に当てはめていくとドメイン取得は決めやすくなります。
それではgTLDの用途や分野はどのような分かれ方をしているのか代表的なトップレベルドメインを見てみます。
- 商業組織用⇒ 「.com」
- ネットワーク用⇒ 「.net」
- 非営利組織用⇒ 「.org」
- ビジネス⇒ 「.biz」
上記のような用途や分野に応じてドメインを決めることができます。
商業組織用なので「.comが無難ですよ」って言われてる意味が、上記で「.com」以外の用途を見ると分かってくるかと思います。非営利法人じゃないのに.orgを取得してもおかしな感じになってしまいますよね。
なので作成するサイトが商業組織用に全く該当しなければ無難ではなくなります。
だけど総合的にみて商業組織の枠って広いので「.com」が無難なのは正解ですけどね(笑)
ccTLD(カントリー トップ レベル ドメイン)
【国や地域を表す国別トップレベルドメイン】
「ccTLD」⇐country code Top Level Domain(カントリー トップ レベル ドメイン)
ccTLDの日本のドメインは「.JP」です。
.jpドメインは、日本国内に住所がある団体、組織、個人などがドメイン取得の条件です。
また、各国や地域に割り当てられたドメイン(TLD)で2文字の国コードを原則として使用しているドメインなので、日本は「Japan」⇒「jp」という決まりになっています。
日本以外の国や地域のトップレベルドメインの例もみてみましょう。
- ドイツ ⇒ .de
- フィンランド ⇒ .fi
- フランス ⇒ .fr
- 香港 ⇒ .hk
国や地域によってトップドメインレベルも違うし、取得できる条件も居住してる人が取得できたりその国の企業、中にはその国に6か月以上住んでる個人に限る。とかの条件もあります。日本居住の人は参考程度にしてください。
そして、例えば日本の企業Yahooは「yahoo.co.jp」ですが、これまた細かくドメインの分類があって属性型(組織種別型)とか言われてますが、co.jpだったら株式会社や有限会社、合同会社などなどがco.jpに該当します。
まぁ..これもドメイン取得の時に知らなくてもいいかもしれませんがccTLDは国や地域を表すトップレベルドメインなんだな。くらいで覚えておくといかもしれません。
ドメインの意味が分かると検索しやすくなる
今回のドメイン取得するなら知っておくべきことでは、セカンドレベルドメインとトップレベルドメイン(TLD)がドメイン取得の時に必要な部分です。
そして、トップレベルドメイン(TLD)をドメイン取得の時に見る時は
- 自分の作成するサイトはどんなサイトにするか?
- どのような分野のサイトか?
もう一度ドメイン会社でドメイン検索をして見たときに、新サイトや2個目のサイトのドメインが選びやすくなると思います。
ドメイン取得がまだの人はお名前ドットコムのドメイン取得方法をWhois情報に気を付ける事を踏まえて記事にしてあります。
よければ参考にしてみてください。