FileZillaは数あるFTPソフトのうちの一つでPCからサーバーへアップロードしたり、逆にサーバーに保存していたファイルをPCにダウンロードするというファイル転送ができる無料のソフトです。
ファイルの転送ができると、サーバーに保存してるHTMLやCSSファイルなどをPC上のテキストエディタに移動させて安全なファイル編集ができます。
FTPソフトのFileZillaをダウンロードしてインストールするやり方を説明します。
FileZillaをダウンロードする
FileZillaをダウンロードするにはFileZilla公式サイトの以下のページを開いた「Dounlode FileZilla Client」でダウンロードします。
Dounlode FileZilla Clientのページを開くと上の画像の画面になります。
ページの上から「Windows(64bit)」「Windows(32bit)」「Mac OS x」の順番にFileZillaのダウンロードするファイル名が書いてあるので、それぞれのOS環境に合わせてダウンロードします。
FileZillaのダウンロードするファイル名
FileZillaを使うPCのOS環境に合わせてダウンロードします。と言われても、ダウンロードするファイル名が2つあるので、初めての方だと悩んでしまう。特にWindowsを使用してる場合ですね。
64bitのWindowsにFileZillaをダウンロードする場合
ダウンロードするファイル名
「FileZilla_3.48.1_win64-setup.exe」
3.48.1の数字はダウンロードするFileZillaのバージョンです。最新のバージョンかどうか念のため確認してから、ファイル名をクリックしてダウンロードしてください。
32bitのWindowsにFileZillaをダウンロードする場合
ダウンロードするファイル名
「FileZilla_3.48.1_win32-setup.exe」
MacにFileZillaをダウンロードする場合
ダウンロードするファイル名
「FileZilla_3.48.1_macosx-x86.app.tar.bz2」
今回だけではなくFileZillaを今後またダウンロードすることになったときにもFileZillaのダウンロードページとファイル名を間違えないようしてダウンロードしてください。
ダウンロードページには気をつけたい
FileZilla公式サイトにはFileZillaをダウンロードするページが2つくらいあって、1つは先述したダウンロードページです。
もう1つは以下の画像の緑のデカいボタンでFileZillaをダウンロードするページ
このダウンロードページには気をつけたい。
というのも経験上でWindowsにダウンロードしたらセキュリティソフトがウィルスを検知して、使用するセキュリティソフトによっては自動でダウンロードしたファイルが削除されてします。
無理矢理にFileZillaをインストールしたところ付属のソフトとして圧縮ソフトが付属していたので、焦ることがないようにダウンロードするページを間違えないように気をつけて欲しいと思います。
FileZillaをインストールする
ダウンロードしたFileZillaのファイルはインストーラーの手順に沿って進めることでFileZillaをインストールすることができます。
はじめにMacにFileZillaをインストールする場合、次にWindowsにインストールする場合の順番で説明します。
Macにインストール
FileZillaをMacにインストールする場合は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックで解凍します。
「FileZilla.app」が解凍するのでMacのアプリケーションフォルダにFileZilla.appをドラック&ドロップで移動させてコピーします。
アプリケーションフォルダにFileZilla.appのコピーができたらMacにFileZillaをインストールすることができています。
FileZilla.appをダブルクリックするとFileZilla.appが起動して開きます。
「”FileZilla.app”はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と表示された場合には「開く」をクリックするとFileZilla.appが起動します。
ここまでがFileZillaをダウンロードしてインストールするMacの場合のやり方です。
Windowsにインストール
FileZillaをWindowsにインストールする場合は、ダウンロードしたファイルFileZilla_○○○_win○○-setup.exeをダブルクリックして開きます。
開くとインストーラー画面になるのでFileZillaのインストールが開始されるところまで進めます。
License Agreementではライセンス契約のメッセージが出るので、同意ボタンの[I Agree]をクリックします。
次の画面がChoose Installation Optionsです。PC上で「Filezilla」を使うユーザーを2つの選択肢から選択できます。
Anyone who uses this computer(all users)
FileZillaをすべてのWindowsユーザーで使う場合です。
Only for me(UserName)
ログインしているユーザーのみで使う場合です。
どちらかを選択して「Next」で次に進みます。
次にChoose Componentです。
最初からチェックが入ってる項目はそのままにしておき、デスクトップにアイコンを作成したい場合は、「Desktop Icon」にチェックを入れて「Next」をクリックします。
次のChoose Install LocationはFilezillaをインストールするフォルダーを選択することができます。
フォルダを選択して変更したい場合は「Broese…」をクリックするとWindowsエクスプローラーが開くのでフォルダ指定後に「Next」をクリックします。
インストールするフォルダにこだわりなければ、そのまま「Next」で次へ進みます。
Choose Start Menu Folder
Windowsのスタートメニューに「Filezilla」のアイコンが登録されます。
「Do not create shortcuts」にチェックを入れるとWindowsのスタートメニューに「Filezilla」のアイコンを設定しないようにできるので任意で選んでください。
そしたら「Install」ボタンを押してインストールを開始します。
インストール完了の画面になったら「Finish」してください。
ここまでがFileZillaをダウンロードしてインストールするWindowsの場合のやり方です。
FileZillaとサーバーを接続
FileZillaをインストールすることが完了するとMacでもWindowsでもFileZillaを実際に使用する画面が表示されます。
FileZillaを初めて使う人もいるかと思いますので、FileZillaとサーバーを接続するところまで説明します。
サーバーと接続するために準備するものはFTPサーバーの以下の情報です。
- ホスト名
- ユーザー名
- パスワード
上記の3つが必要です。
それぞれ使用してるサーバーでホスト名、ユーザー名、パスワードが分かります。
例えばエックスサーバーの場合
ホスト名とユーザー名は、エックスサーバーの「サーバーパネル」内「サブFTPアカウント設定」の「FTPソフト設定」に記載されています。
FTPパスワードはサーバーパネルのパスワードを入力します。
ほとんどのサーバーにはFTP設定についてのヘルプやマニュアルがあるので確認してみてください。
サイトマネージャーでサーバー接続
FileZillaとサーバーを接続する方法に「サイトマネージャーでサーバー接続」する場合です。
FileZillaの画面で左上にあるアイコンをクリックします。またはMacで「command+S」Windowsなら「control+S」でもサイトマネージャーが開きます。
サイトマネージャーの画面の「新しいサイト」のボタンをクリックすると「新規サイト」でサイト名を任意で決めることができます。
次に画面右側の「一般」で先ほどのサーバー情報を設定します。
- 「ホスト」にホスト名
- 「ユーザー」にユーザー名
- 「パスワード」にサーバーのパスワード
- 「暗号化」は「明示的なFTP over TLSが必要」にします。
- 「ログオンタイプ」は「通常」にします。
設定ができたら「接続」をクリックします。
もし「不明な証明書」と表示された場合は、証明書のサブジェクトの項目で「共有名」が使用してるサーバー名と一致してるか確認してOKしてください。
そうするとFileZillaとサーバーが接続されます。
クイック接続でサーバーと接続
インストールしたFileZillaとサーバーをクイック接続する場合は、FileZillaの画面上部にある横並びのアイコンの下の「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」にFileZillaと接続したいサーバー情報を入力します。
入力できたら「クイック接続」をクリックするとFileZillaとサーバーが接続できます。
まとめ
FileZillaをダウンロードしてインストールするやり方を説明してきました。
FileZillaのインストールはインストーラーにしたがって進めて行くので簡単ですが、FileZillaのダウンロードページでダウンロードするファイルを間違えないように気をつけてください。
インストールのときにFileZilla以外のソフトもインストールしてしまうと私のようにFileZillaの使い始めで立ち止まってしまいますから。