MAMPは「Macintosh」「Apache」「MySQL」「PHP」の頭文字をとったフリーソフトです。
MAMP(マンプ)にはApache、MySQL、PHPの一式が入っていて、Apacheの他に同時リクエストに特化してるNginxも使用することができます。
MAMP公式サイトで一式をインストールして簡単にローカル環境が作れます。
Macintoshの頭文字をソフト名にしてるくらいなのでMacでしかMAMPをインストールできないと思ってしまいそうですが、WindowsでもMAMPをインストールすることができます。
今回はMacにMAMPをインストールする方法を解説してます。
MAMPをインストールする流れ
- MAMP公式サイトでMAMPインストーラーパッケージを無料ダウンロード
- MAMPをインストール
上記の簡単な流れでMAMPをインストール。そしてインストールまで終わったらMAMPを起動させて「Apache」「MySQL」「PHP」のパフォーマンス設定をする流れです。
MAMPインストール前にダウンロード
MAMP公式サイトでMAMPインストーラーパッケージをダウンロードします。
「free MAMP download」をクリックすると画面がダウンロード画面に切り替わります。
切り替わった画面にある「MAMP&MAMP PRO」がMacにMAMPをインストールするインストーラーパッケージなのでクリックでダウンロードします。
Macにダウンロードしたパッケージ名は「MAMP_MAMP_PRO_5.3.pkg」です。
ダウンロードしたMAMPをインストールする
ダウンロードしたMAMP_MAMP_PRO5.3pkgをダブルクリックでインストーラーが開きます。
MAMPインストーラーの操作流れは
- はじめに
- 大切な情報
- 使用許諾契約
- インストール先
- インストールの種類
- インストール
- 概要
上記の項目がありますが、「使用許諾契約」まで「続ける」で進んで同意してから、MAMPのインストール先が「Macintosh HD」になってるので続けるをクリック。
「インストールの種類」まで進むと上の画像で「標準インストール」の部分が「カスタマイズ」と表示されてます。
「カスタマイズ」をクリックすると有料版のMAMP PROと一緒にインストールしないようにできます。チェックを外して無料版MAMPだけをインストールしてもいいですし、そのままインストールして後からMAMP PROを削除しても大丈夫です。
そもそも無料版のMAMPだけの使用ならMAMP PROは使いません。
そのあとに、インストールをクリックするとMAMPのインストールが始まり、スクリプトの読み込みあたりでMAMPがMacのアプリ内に追加されMAMPのインストールが完了します。
ローカル環境を使うための設定
MAMPのインストール完了後に、MAMPでローカル環境が使えるようにMAMPパフォーマンスの設定をします。
- MacでMAMP performanceを起動
- MAMP起動時の設定
- ポート番号の設定
- PHPバージョンの設定
- Apacheの設定
上記の流れでローカル環境が使えるように設定していきます。
Macのアプリケーションを開いてMAMPを開きます。
開いたMAMPの画面のままMac上部にMAMPと表示されてるのでperformanceを選んでクリック、または「⌘ 、」でも開きます。
MAMP起動時の設定
「General」の項目はMAMPの起動時の設定をします。
「When starting MAMP」
Start servers⇒MAMPを起動させたとき同時にサーバー起動させるか設定できる
Open WebStart page⇒MAMP起動時と一緒にphpadminなどのリンクもあるMAMPスタートページを開く設定です。
「When quitting MAMP」
Stop server⇒MAMPの起動を停止すると一緒にサーバーも停止する設定です。
MAMP起動時にどんな起動方法にしたいか選んだら「OK」をクリックして設定します。
ポート番号の設定
デフォルト設定のApacheのポート番号は8888番、MySQLポート番号は8889番に設定されています。
Apacheポート番号がデフォルトだとMAMPのURLはhttp://localhost:8888/になります。
私はhttp://localhost/でMAMPのローカル環境にアクセスできるようにしたいのでApacheポート番号を変更しています。
ポート番号をデフォルトとポート番号変更した場合の違い
MacでMAMPを起動するときに
- ポート番号変更した場合「1024以下」はroot権限が必要になりMAMP起動時にMacのユーザーパスワード入力が必要。
- デフォルトの場合はMAMP起動時にパスワードなしで起動。
パスワードあり、なしでMAMP起動するかしないかの違いです。
- Apache port: 80
- Nginx port: 80
- MySQL port: 3306
「Set Web & MySQL ports 80 & 3306」をクリックしてApache portとNginx portを80、MySQL portを3306にします。
このときにポート番号を「80」にしたらエラーになる場合があるかもしれません。Macで使用してるApacheと競合してる可能性があります。
例えばMacのターミナルでApacheを起動させてるパターンがあります。
sudo apachectl stop
その場合はターミナルでApacheの停止を上記のコマンドで停止するとエラーがなくなります。
PHPバージョンの設定
次にPHPのバージョンを設定です。
2019年4月22日時点のMAMPのPHPバージョンで選べるバージョンは
- 7.2.14
- 7.3.1
使用したいphpバージョンを選んで「OK」をクリック。
7.3.1にするとデータベースでエラー表示が出ることがありました、そのため私はPHPバージョンを7.2.14にして使用することもあります。
バージョン7.3のエラー表示を調べたところPHP7.3のバグらしいです。
バグ内容 preg_replace(): JIT compilation failed: no more memory
Webサーバーの設定
ApacheかNginxが選べます。
選んだら「OK」をクリック。
ドキュメントルートは/Applications/MAMP/htdocs/です。
MAMPがインストール出来てるか確認する
MAMPが無事にインストール出来てローカル環境として使えるかテスト用のPHPファイルを作成してブラウザ表示を確認します。
<?php
echo 'mamp local test';
上のPHPコードをテキストエディトに書いて、ファイル名をtest.phpにしてからドキュメントルートに配置します。
localhost:80/test.php
Apacheのポート番号を80にしてるので上記のURLでアクセスして確認します。
Apacheのポート番号が8888だったらlocalhost:8888/test.phpです。
表示が確認できたらMAMPインストールは無事に完成です。
MAMPをインストールしたあとに、WordPressをローカル環境で使用したいと思っている場合はWordPressローカル環境の作成方法を記事にしてるので、よければ読んでみてください。