実は、アナリティクスでいつも見るところはPVや離脱率、直帰率、そしてページ滞在時間やランディングページくらいしか見ていなかったんです。
しかし、アナリティクスでは「サイトの速度」という項目があってサイト表示速度を改善するページを探しやすいそうなんですね。
そう、私は今までアナリティクスの「サイトの速度」の項目を一度も見ていなかったのだ!
もしかすると、私と同じくアナリティクスは「PVや離脱率くらいしか見ないよん」という人もいるかも知れない。
もし、見ないよんメンバーがいたら一緒にサイトの速度を分析して改善するページに活用できるようにしたいと思うのである。
アナリティクス サイトの速度で改善ページをさがす
では、本日のターゲットは、こいつだ⇒「サイトの速度」⇐そのまんまの名前だ!
サイト速度では「ページ読み込みのサンプルとなったページビュー」が概要で確認ができます。
デフォルトではアクセスしてきたユーザーの1%でサンプルされてるという事なので(アクセス数が少ない)または(サイトを作ったばかり)の場合はサンプルが少なくなります。
画像をみて分かるように私のサンプルページビューは「4」しかない!サイト運営3か月ではこんなものなのだという事の参考にして欲しい。
速度についての提案
では、サイトの速度の項目の一つである「速度についての提案」から進めていきます。
速度についての提案にある項目
- ページ
- ページビュー
- 平均読み込み時間
- PageSpeedの提案
- PageSpeedスコア
上記が画面で横並びしています。
ページの欄に表示されてるURLは、ユーザーが訪問したページが表示されます。
訪問したページなので、この時点で改善するページは絞り込まれてます。
そして、訪問があったページにそれぞれ横並びに「ページビュー」「平均読み込み時間」「PageSpeedの提案」とスコアを見ることが出来るんですが…お分かりだろうか?
PageSpeedの提案
すでに知ってる人は「へっ?」ってなるかもしれない。
しかし私には、アナリティクスから「PageSpeed Insigts」に飛べることが凄い便利だと思ってしまぅたのだ。
PageSpeedの提案の下に「合計何個」とあるところをクリックするだけでPageSpeed Insigtsに飛べてサイト表示速度の最適化案をもらえるのだ。
「このページはPV数多いから離脱が増えないようにしよう」とか「PVあるのに平均読み込み時間が遅いな」とか絞り込む事で、どのページを優先して表示速度の改善をするか参考にできるので、効率が良い使い方が出来るはずです。
そして、一番左にある「PageSpeedスコア」はページの読み込み速度をどのくらい改善できるかを表してる数字なのでPageSpeed Insigtsを使う前に見ておきたい部分です。
この数字で気を付けなければならないことは、PageSpeedスコアの数字の見方。
数字を見た感じだと数字が高いと改善したほうが良いのかな?と思うけど、そうではなく数字が低ければ表示速度に改善の余地があるのでPageSpeed Insigtsから最適化案をもらいに行くというものです。
ページ速度
次に「ページ速度」を見てみよう。
ここはなんだか難しい用語がたくさんあったので少し調べてみました。
- エクスプローラ⇒各種のページのパフォーマンスを詳細に分析できます。
- 分布⇒さまざまな指標の時間バケット
- 地図表示⇒各種のプライマリ ディメンションとセカンダリ ディメンションを基準とする地域データ
そしてサブタブもあります。
- 利用状況⇒ページビュー数や直帰率などの操作に関する指標
- 技術⇒ネットワークとサーバーに関する指標
- DOM 速度⇒ドキュメント解析に関する指標
更にサブタブを元に、更に下のタブの項目で細かい速度を分析していくのですが、デフォルトでは「平均読み込み時間(秒)」なはずです。
この指標を見るための用語が指標を確認できる場所とその意味で分かるので参考にしてください。
難しいことだらけの指標で、どのようにサイトの速度を改善していけばいいのか私にも分からなかったが、ひたすら眺めてるうちに指標の神が降りてきたような気がしたので説明してみます。
例えば、サブタブの「利用状況」で見てみよう。
その下のタブ項目では「平均ドキュメント コンテンツ読み込み時間(秒)」を選んでみる。
平均ドキュメント コンテンツ読み込み時間(秒)は、ブラウザがドキュメントを解析して遅延スクリプトやサーバースクリプトを実行する平均時間とのこと。
グラフは二つの指標を比較して見られるので、例えば「平均ドキュメント コンテンツ読み込み時間(秒)」vs「直帰率」という感じで見ることも可能。
その下ではページごとに速度を見ることができ、サイト平均との速度比較ができる。
サイト平均よりも遅いページは赤くなるとの情報を入手したけど、私の場合はサンプルデータが少なすぎるorアクセスがないため、うまく説明できない部分でありんす。
平均より遅いページは赤でグラフ表示になるのは間違いないので確認していただきたい。そしてそんなページは優先的に「速度の提案」からPageSpeed Insightsで改善する最適化案をいただきにいくことが出来る。
サイトの速度の概要
概要では、今までの説明の大まかな指標が見られるという部分です。
冒頭でも説明しましたがサンプルとなったページビューが少ない場合、あまり意味を持たない指標になってしまうかもしれません。⇐(私のように)
サイト速度サンプルレートの数値を変更する方法
しかし私は、どうしてもサンプルページが1%で数値を参考に出来なすぎる事が気になったので調べてたら、サンプルレートの数値は変更できるようです。
やり方は設置しているアナリティクスコードを修正するだけです。
ga(‘create’, ‘UA-xxxxxxx-Y’, ‘auto’, { ‘siteSpeedSampleRate’: 10 });
アナリティクスコードにある「ga(‘create’, ‘UA-xxxxxxx-Y’, ‘auto’);」部分を上記ソースコードに書き換えるというものだった!
これで、数字の10を5だの50に変えればサンプルレートの数値は上がります。
または、Googleタグマネージャーでも簡単にサンプルレートをいじれるようなのでタグ マネージャーの概要を参考にしてみてください。
速度についての提案は表示速度改善に役立つ
アナリティクスで「サイトの速度」の使い方を説明してみましたが、私自身は全ての指標を見てサイトのページを改善するのはまだ遠い気がしました。
しかし、サイトの速度の中でも「速度についての提案」についてはアナリティクスの使い方に慣れていなくても十分に活用することができて、サイト表示速度を改善するページを探すことも効率的にできる機能です。
是非、使ってみてサイトの表示速度の高速化に役立ててみてください。