Whois情報という言葉を初めて聞くと、Whois情報とは何の情報なんだろう?と理解しずらい場合が多いですが、Whois情報の知識はドメインを使用する前に知っておくとドメインの設定やWhoin情報公開代行の設定のときにスムーズに設定しやすくなります。
インターネットの利用が増え続けてる中でWhois情報について、あまり聞くことは少ないかもしれませんが、実はWhois情報にはドメインとIPアドレスを使用してる情報に関して重要なことだったりするので、Whois情報の見方も分かるようにしておくとドメイン設定後にも知識が役立ちます。
Whois情報とは?
Whois(ふーいず)を翻訳すると「誰?」という意味です。そして情報ですから「誰の情報?」になり、ドメインに対してなら「ドメインは誰の情報」IPアドレスなら「IPアドレスは誰の情報」という意味になります。
Whois情報はドメインやIPアドレスに登録してる情報を誰でも見ることが可能で、IPアドレスとドメインを使用してる人の情報を知りたい場合にWhois情報を使用する目的があります。
「ドメインとIPアドレスを使用してる人の情報を見る」って、なんとなく悪いことをしてるような気がしますが、何か技術的なトラブルがあってドメイン所有者と連絡が取りたい場合があるとします。
その時に連絡方法の手掛かりがなかったら、どうすればいいか分からなくなってしまう事もあるのがインターネットの世界にはあります。
このときWhois情報でドメインやIPアドレスを検索すると次のパターンに分かれます。
- ドメインやIPアドレスの利用者情報が直接記載してある場合
- Whois情報公開代行がしてあって直接な情報は記載してない場合
Whois情報公開代行の設定の有無で2パターンになりますが企業で使用するWhois情報は、お問い合わせ窓口を1個増やしてる状態になるのでWhois情報公開代行設定をしないで公開してる場合も多く見かけます。
逆に個人でWhois情報公開代行の設定をしてないと、個人住所や個人電話番号がお問い合わせ窓口になってしまいす。
それなのでWhois情報とは、企業なら連絡先を公開して健全な会社をアピールできるようになり、個人の場合は個人住所や電話番号が公開されてしまうので、使用してるドメイン会社の設定でWhois情報公開代行の設定をしておいたほうがいいと言えます。
Whoisを管理してるのは誰なのか
1998年10月に米国で設立されたICANN(アイキャン)という民間の非営利法人が管理しています。
正式名称は「internet Corporation for Assigned Numbers」
翻訳すると「割り当てられた名前と番号のインターネット法人」
インターネットで使用する割り当てられたドメインとIPアドレスを調整や管理する民間の非営利法人がICANNになります。
ICANNは1999年に他の事業体にドメイン名登録サービスを提供することを許可してるのですが、トップレベルドメイン(TLD)を管理するレジストリという管理会社を管理するのもICANNです。
ICANNはインターネットで使用するドメインとIPアドレスの運用について、万が一のトラブルの連絡の方法として使用ができるWhois情報について、少なくとも年に1回、登録機関は全てのドメイン名登録者にメール配信などで、Whois情報について見直して更新するようにドメイン利用者に通知しなければいけないルールもあります。これがWhois情報の正確性確認につながっています。
Whois情報が表示される仕組み
私たちがドメインを使用する前はドメインを取得しますが、ドメイン取得のときに登録情報を入力してからドメインを取得します。このときの情報がレジストリデータベースに登録されます。
そしてWhoisサーバというサーバがあってWhois情報を見たい人がWhois情報を検索すると、レジストリデータサーバに登録してあるWhois情報がWhoisサーバに情報が送られます。
そのあとにWhois情報を検索した人に表示される仕組みになってます。
Whois情報の見方と表示内容
私たちがWhois情報を見たいときのWhois情報の見方ですが、コマンドを使ったWhois情報の見方と、Webツールを使ったWhois情報の見方があります。
Whois情報で知っておきたい情報の見方は、どちらかというとWebツールでWhois情報を検索して表示内容を見るほうが分かりやすいです。
コマンドを使用したドメインのWhois情報
Macでターミナル起動します。
whois 対象ドメイン
whois ドメイン名
そして上記のようにドメイン名の部分をWhoi情報を見るドメイン名に変更してターミナルに入力します。
例えば
whois 対象ドメイン
whois google.co.jp
コマンド入力をしてWhois情報の表示内容が上記の画像です。
どのWhois情報で表示させても表示内容は同じドメインなら変わることはありません。
次はドメインとIPアドレスのWhois情報どちらも見ることができるWebツールが下記です。
もう一個あります。こちらはWhois情報を表示させて表示内容を見てみます。
Whois情報の表示内容
- ドメイン名
- そしき名
- 組織名
- Organization Type
- 登録担当者
- 技術担当者
- 技術連絡担当者
- ネームサーバー
- 署名鍵
- 状態
- 登録年月日
- 接続年月日
- 最終更新
googleさんのWhois情報の表示内容を見ましたが、上記のように表示内容はドメイン名や組織名、登録担当者や技術担当者があり、ネームサーバーなどもWhois情報に表示されます。
Whois情報を表示した上記の画像の下にも担当者情報やメールや電話番号が含まれた表示内容があるので実際に見ていただくとわかりやすいです。
Whois情報の表示内容はドメインによっては、少しだけ情報が多かったり少なかったりする違いはありますが基本の情報は同じです。
このような表示内容がWhois情報で表示されるので、個人のwhois情報に限っては個人名や電話番号が表示されてる場合は個人情報がインターネット上に公開されないようにWhois情報公開代行の設定が必要です。
まとめ
Whois情報の正確性は重要です。Whois情報が正確に登録できていないと、使用してるドメインが一旦停止になってしまう場合もあります。
また、ドメイン業者は定期的にWhois情報に記載する情報に誤りや変更点がないか確認をするために定期的なメール配信などで、ドメイン利用者に通知しないといけない義務があるので、私たちドメイン利用者はドメインを使う前に、正確なWhois情報を入力する必要があります。
そして正確なWhois情報を登録してることで、Whois情報公開代行の設定が使用できるので、個人情報を保護できるのですね。