あえてwordpressテーマのインストールを失敗してしまう方法を試してみました。
これからWordPressテーマをインストールしてブログやWebサイトを運営していこうというのに、わざわざインストールを失敗させたい人はいないだろうと思いますが、テーマをインストールする時点で失敗してしまい原因が分からないで先に進めないという方には参考になると思います。
それなのでWordPressテーマのインストールを失敗させてみました。
WordPressにインストールするファイル形式の失敗
WordPressの管理画面の「テーマ」からWordPressテーマをインストールするときは、テーマのテンプレートが入っているフォルダがzip形式の状態でWordPressにインストールします。
ですが、テーマのインストールに失敗してしまう場合は、zip形式だったファイルを解凍した状態でインストールすると失敗します。
WordPressテーマのzipファイルを解凍して管理画面のテーマからインストールしてみます。
テーマをインストールすると「このサイトにアクセスできません」とブラウザに表示されてテーマのインストールに失敗してしまいます。WordPressテーマのインストールを失敗してしまう方法としては成功です。
このような失敗にならないようにWordPressの管理画面から正しくインストールする場合には、必ずインストールするWordPressのテーマファイルはzip形式にしておく必要があります。
一度解凍してしまったテーマのzipファイルは、ファイルの上でマウスを右クリックで表示される「”テーマファイル名”を圧縮」をクリックするとzip形式に変更して解決できます。
WordPressテーマが既にインストール済みの失敗
これからWordPressテーマをインストールしようとしているテーマファイルが既にwp-contentのテーマフォルダ内にインストール済みの場合もインストールに失敗してしまいます。
既にWordPressにインストールしているテーマをもう一個インストールしてみます。
テーマのインストールが始まると「目的のフォルダは既に存在しています…」という表示と共に、既にインストールされているテーマファイルまでのパス表示もされます。
そして「テーマのインストールに失敗しました。」という結果になります。これまたWordPressテーマのインストールを失敗してしまう方法としては成功です。
同じWordPressテーマをインストールして失敗をしてしまう方は少ないかと思いますが、FTPソフトでインストールしたことを忘れていてWordPressの管理画面からインストールしたら既にインストールしてあるテーマだった。ということもあります。
WordPressテーマが既に存在してるけど新しく同じテーマを入れ直したいときには、既にインストールしてるテーマを管理画面のテーマから目的のテーマの詳細をクリックして削除ボタンで削除してインストールし直すか、FTPソフトでwp-contentフォルダのthemesフォルダ内を開いて目的のテーマファイルを削除してからインストールするようにします。
WordPressテーマのインストール先を間違えて失敗
初心者さんに多いかと思いますが、そもそもWordPressテーマをインストールするインストールフォルダの場所を間違えてしまうと失敗します。
たとえばFTPソフトでテーマファイルを置く場所をwp-contentフォルダ内のpluginsフォルダの中に置いてみます。
そうするとエラー表示はありませんが、WordPressの管理画面のテーマを確認してもインストールできていないのでインストール失敗している状態になっています。WordPressテーマのインストールを失敗してしまう方法としては3回目の成功です。
WordPressテーマをインストールするときにFTPソフトを使用してチャレンジする場合には、必ずWordPressテーマのインストール先はwp-contentというフォルダの中にある「themes」フォルダの中にテーマファイルを配置するということを覚えていてください。
themesフォルダの中以外だとインストールに失敗してしまいます。
子テーマを先にインストールして失敗
次はWordPressにインストールするテーマの子テーマを先にインストールして失敗する場合です。
親テーマしかないWordPressテーマやFTPソフトからインストールするならインストールに失敗しませんが、WordPressの管理画面からインストールする場合にはテーマファイルを一つずつインストールするので失敗する可能性があります。
ということで子テーマを先にインストールしてみます。
パッケージが展開されて、テーマインストールまで進み親テーマを探しますがけっきょくWordPressは親テーマを見つけられないのでしょう「親テーマが見つかりませんでした」となってしまい失敗してしまいます。
しかし細かく言えば、このときWordPressにインストールした子テーマはインストールできています。
WordPressテーマのインストールに失敗したとはいえ、テーマ画面の下には上記のような「壊れているテーマ」と表示されます。親テーマがインストールしてないからですね。
さすがに親テーマがないとWordPressテーマとしての機能ができないので、親テーマと子テーマがセットのWordPressテーマの場合は、親の次に子テーマの順番でインストールをしてあげてください。
もし先に子テーマをインストールしてしまった場合は、子テーマを削除してインストールする必要はないので、追加で親テーマをインストールするだけでもインストールは完了します。
WordPressテーマのテンプレート不足で失敗
WordPressテーマのインストールに失敗してしまう方法は続きます。次はWordPressにインストールするフォルダ内にテーマのテンプレートが不足している場合です。
私が知る限りだとテーンプレートが不足していてインストールに失敗するのは2パターンです。
style.cssがテンプレートにない
インストールしたいWordPressテーマにstyle.cssがない場合はインストールに失敗します。
上記の画像はこれからWordPressにインストールしたい「error-thema」というざっと作成した自作テーマでstyle.cssを省いたテーマフォルダの構成です。
style.cssを省いた「error-thema」をWordPressにインストールするとテーマのインストールは失敗します
WordPressはテーマをインストールするときにstyle.cssがないテーマは上記の画像のように「テーマにstyle.css スタイルシートがありません。」と表示されてインストールに失敗してしまいます。
style.cssがないWordPressテーマは、そのテーマ本来が持っているデザインが表示されないのと同じことなので重要なファイルです。
購入したWordPressテーマや無料のWordPressテーマならstyle.cssが存在しないというテーマはないですが、誤った操作ミスで削除してしまった場合とかテーマを自作した場合のファイル配置ミスなどが原因になることもあります。
WordPressテーマをインストールして「テーマにstyle.cssスタイルシートがありません」と表示された場合には、style.cssがあるかどうか、または配置が間違えていないか確認してください。
index.phpがテンプレートに含まれてない
WordPressのテーマをインストールするファイルにindex.phpがない場合もテーマのインストールに失敗します。
テーマテンプレートからindex.phpを省いてWordPressにインストールしてみます。
インストールしたテーマにindex.phpがないテーマの場合は「テーマにindex.phpがありません。」という表示がされてテーマのインストールに失敗してしまいます。
WordPressにおけるindex.phpはhtmlのWebページでいえばindex.htmlと同じです。少し細くいえばindex.phpはWordPressテーマが表示するテーンプレートファイルの中でも土台とか親のような役割をするテンプレートなのでテーマには必ず入っていないといけないテンプレートです。
style.cssがないためテーマのインストールに失敗したのと同じように、「テーマにindex.phpがありません。」の表示が原因でWordPressにテーマインストールに失敗した場合は、そのテーマファイルにindex.phpが存在しているか確認したり、認識しない配置になっていないかなどの確認が必要です。
style.cssのテーマヘッダーがなくてインストールに失敗
WordPressテーマのインストールを失敗する次のパターンはstyle.cssのテーマヘッダーがないためにインストールが失敗する場合です。
テーマヘッダーの記述がないのでテーマのインストールが失敗するというのは自作テーマの作成にチャレンジするときに意外と多いかもしれません。
style.cssのテーマヘッダーとは上記の画像のようなコメント文でテーマ名やテーマの説明、テーマ作成者名、テーマバージョンなどをstyle.cssの一番先頭部分に記述してあるWordPressテーマの情報を親テーマのstyle.cssに記載するヘッダーのことです。
上記画像のテーマヘッダー情報記述は簡易的な記述のみですがWordPressテーマのインストールはできます。
ですがstyle.cssに記述するテーマヘッダーを削除した状態でWordPressにテーマをインストールしてみます。
そうするとテーマヘッダーを削除してインストールしたWordPressテーマは「style.css スタイルシートには有効なテーマヘッダーが含まれていません。」という表示が出てテーマのインストールに失敗します。WordPressテーマのインストール失敗方法としては成功です。
- WordPressテーマを購入した場合
- 無料テーマをインストールする場合
上記2つで入手したWordPressテーマの場合には、テーマヘッダーがstyle.cssに含まれていないからインストールに失敗するという原因は、あまり考えられません。
WordPressテーマを自作する場合に発生してしまうことがほとんどです。
自作テーマをWordPressにインストールして「style.css スタイルシートには有効なテーマヘッダーが含まれていません。」という表示によって失敗した場合には、親テーマのstyle.cssの一番先頭に必ずテーマヘッダーを記述してテーマ情報を含めてからWordPressにインストールし直す必要があります。
購入したWordPressテーマや無料テーマをインストールして万が一、テーマヘッダーが原因でインストールに失敗した場合にはすぐにテーマ作成者さんに問い合わせして修正してもらう必要があります。