エックスサーバーの契約をしてサーバーにログインしてみると、まだ独自ドメインを設定してないのに○○○.xsrv.jpのドメインがあります。
まさかこれがエックスサーバーを契約すると「ドメインプレゼントキャンペーン」実施期間中に無料でもらえるという伝説のドメインのことなのか?いや違いますので注意してください。
ドメインだということは予想できましたがそのときは放置、その後エックスサーバーを数ヶ月使用していて何気に思い出した.xsrv.jpのドメイン。これも放置
1年後…はて?エックスサーバーを契約して最初からある初期ドメインの使い道には何があるのか?気になったので顔をPCに向けまとめてみました。
エックスサーバーの初期ドメインとは?
そもそも初期ドメインとは何か?を知っておうと思います。
エックスサーバーの初期ドメインとはエックスサーバーの契約をしてレンタルするサーバーを管理するためのサーバーIDがドメインになったものです。
サーバーIDはサーバーアカウント申し込み時に決めたIDになるのですが、○○○.xsrv.jpというようにサーバーIDの後ろに.xsrv.jpがつきます。
たとえば、エックスサーバーで「sample」という会員名で登録した場合sample.xsrv.jpになります。
このサーバーIDに.xsrv.jpが付いたのがエックスサーバーの初期ドメインです。
初期ドメインの利用は無料で使用が可能で、サーバー利用料金以外の特別な料金が発生することはありません。
しかしサーバーを管理するIDの役割でもあるため、一度決めた初期ドメインは変更できません。
これからエックスサーバーを契約する方は一度しかない初期ドメインの決め方を初期ドメインの使い道を理解して、今後使いそうな使い道がある場合は慎重に決めるようにします。
エックスサーバーの初期ドメインの使い道には何があるのか
エックスサーバーの初期ドメインはサーバー管理する「サーバーIDの役割」とサーバーIDに.xsrv.jpが付くことで「ドメインの役割」をする2つの使い道があります。
さらに2つの役割を土台として、「エックスサーバーの初期ドメインの使い道には何があるのか」を詳細にするとエックスサーバーで4つの使い道ができます。
- サーバーパネルのログインID
- Webサイトのドメイン
- FTPを使うときのユーザー名
- メールアドレスのドメイン
上記4つの初期ドメインの使い道で、エックスサーバーの初期ドメインをIDとして使用する場合は初期ドメインでしかできない使い道ですが、独自ドメインでもできるものに関しては初期ドメインではなく独自ドメインを優先します。
途中結論としてエックスサーバーの初期ドメインはログインIDとした使い道をメインにして、Webサイトのドメインやメールアドレスのドメインとしての使い道の考慮ができます。
このような初期ドメインの使い道の結論は以下からの詳細な使い道を読んでいただくと理解できると思います。
初期ドメインでサーバーパネルにログインする
エックスサーバーの初期ドメインの使い道として一番に使うことが多いのがエックスサーバーのサーバーパネルにログインする使い道です。
エックスサーバーのサーバーIDは初期ドメインとしても利用されているため、初期ドメインが○○○.xsrv.jpとなってる.xsrv.jpの部分以外、つまり.xsrv.jpの前の部分がエックスサーバーのサーバーパネルにログインするIDになります。
初期ドメインのID部分は、エックスサーバーの申し込み後の変更や修正ができず変わることがないので、サーバーパネルにログインする使い道としては確実です。
もしサーバーパネルに初期ドメインのサーバーIDを忘れてしまいログインできないときには、XserverアカウントID(登録メールアドレス) / Xserverアカウントパスワードでもログインすることができます。
Webサイトのドメインを初期ドメインにする
エックスサーバーの初期ドメインは「Webサイトのドメイン」にする使い道があります。
たとえばWordPressブログを公開するためのアドレスで「https://サーバーID.xsrv.jp」としての使い道が可能です。
またエックスサーバーの初期ドメインでWordPress等のWebサイトでドメインにする使い道を選ぶ場合は、初期ドメインの特徴も理解して考慮する必要があります。
サーバーIDの役割もあるのでサーバーIDがサイトのURLとして表示され、エックスサーバーの初期ドメインに付く「.xsrv.jp」のサイトURLになる
エックスサーバーの初期ドメインはサブドメインの追加ができない
エックスサーバーの初期ドメインはGoogle AdSenseの利用ができない(2020.4.22時点)
「サブドメインが追加できない」「アドセンスが使えない」ことに関して、エックスサーバーの初期ドメインは「独自ドメイン」とは違い「独自ドメインのサブドメイン形式」なのでサブドメンが作れず、AdSenseは初期ドメインでは所有権確認ができません。
これらのエックスサーバーの初期ドメインの特徴を考えると初期ドメインの使い道は「独自ドメイン」でWebサイトを作るのとは別にテストサイト等の使い道を考慮することができます。
私はたまに使うのですがサーバーにアップする前のテストサイト動作や、エックスサーバー環境を同じにした動作テストをしたい場合の使い道にしています。
またエックスサーバーの初期ドメインでテストサイト用のドメインにする場合には、エックスサーバーの「アクセス制限」を設定しておくようにすると初期ドメインサイトに閲覧制限を設定できるので併用してください。
そしてエックスサーバーの初期ドメインで作成したサイトの使い道がなくなったら設定で初期化できるので、初期ドメインのサイトを初期化するようにします。
まぁ独自ドメインがありますから独自ドメインのサブドメインを作ってテストサイトにするの方がほとんどかもしれません。
FTPで使うユーザー名に初期ドメインを使用
サーバー上にアップしたサイトのファイル操作をするFTPに接続するときの「ユーザー名」に初期ドメインを使用する使い道があります。
初期ドメインではなく独自ドメインのサイトのファイル操作でも同じことですが、FTPと接続するときにホスト名、ユーザー名、パスワードを入力してクイック接続することがあります。
FTPの接続のときの「ユーザー名」がエックスサーバーの初期ドメインをIDとしての役割を果たしてるので、エックスサーバーを使用してる方は初期ドメインの使い道として、FTPで使うユーザー名に使用する場合が含まれます。
初期ドメインをメールアドレスにする
エックスサーバーの初期ドメインをメールアドレスにする使い道を考慮することもできます。
エックスサーバーの初期ドメインをメールアドレスにする場合は、Webサイトのドメインにした使い道とほぼ同じです。
エックスサーバーの初期ドメインを利用したメールアドレスは「△△△@〇〇〇.xsrv.jp」のように作ることができます。
単純に一般的なメールアドレスにするのをエックスサーバーの初期ドメインを使用してるだけです。
ほとんどの方は独自ドメインを持っていて、独自ドメインでメールアドレス作るでしょうから、サブ的な何かのメールアドレスが必要なときにエックスサーバーの初期ドメインをメールアドレスとする使い道として加えることができます。
エックスサーバーの初期ドメインの使い道の注意点
ここまでエックスサーバーの初期ドメインの使い道には何があるのか一つずつ読んできて、ある程度使い道には何があるのか理解できて注意点も見えてきたかもしれませんが、私がエックスサーバーの初期ドメインの使い道の注意点として考えるのは以下です。
Webに公開するWebサイトや、重要な内容を扱うためのメールアドレスにはエックスサーバーの初期ドメインは使用しない。ということを注意点とします。
というのも、やはりエックスサーバーの初期ドメインは私たちが使用するエックスサーバーのサーバー情報としての一部にもなっていて、あとで変更ができない情報です。
そのため独自ドメインを取得するなり、エックスサーバーのドメインプレゼントキャンペーンでもらえる独自ドメインを利用する使い道を優先するようにします。
もし初期ドメインをWeb上で使用する使い道にする場合は、その影響を調べてからにします。
エックスサーバーの初期ドメインの使い道まとめ
エックスサーバーの初期ドメインの使い道には何があるのかを考えた時に比較してしまうのは独自ドメインです。
初期ドメインは「使い道の範囲が狭い」
エックスサーバーの初期ドメインの使い道を紹介した今回の使い道以外に「もっと何かないかなぁ?」と考えましたが「あっ、もう他はいいかな」となりました。
初期ドメインの使い道を探す時間をエックスサーバーで独自ドメイン探しの時間に使用した方が効率は断然いいと思えたからです。